更新 : 2017/03/06
公開 : 2004/04/18
列車 > 臨時「越生観梅号」
東武東上線で運転されていた「越生観梅号」について紹介します。
81107号編成による「越生観梅号」
撮影日 : 2017(平成29)年3月5日
撮影地 : 東武東上線
撮影者 : 東武電車フォーラム
 東武東上線で運転されていた「越生観梅号」は、埼玉県越生町堂山の越生梅林で開催される梅まつり(2月下旬〜3月中旬)にあわせて、1996(平成8)年から運転を開始した池袋始発越生ゆきの越生線に直通する臨時列車でした。池袋から越生までをノンストップ運転(川越・川越市・坂戸・越生線内の各駅は運転停車)されていましたが、2000(平成12)年からは朝霞台と川越にも停車するようになりました。
 池袋からの乗車には、池袋駅発の「越生梅林割引クーポン」を購入された方に限り、先着 200名(各運転日ごと)に配布された「乗車整理票」が必要でした。朝霞台と川越からの乗車では「乗車整理票」は不要でしたが、2002(平成14)年からは池袋からの乗車でも「乗車整理票」が不要となり、自由に乗車できる列車として運転されていました。

 2004(平成16)年から臨時列車としての運転は廃止となり、3月に越生で開催されていたハイキング会にあわせて、越生線の定期普通列車1編成にヘッドマークを掲出して運転されるようになりました。また「越生梅林割引クーポン」については、2004年2月21日〜3月21日までの発売をもって終了し、通年発売の「おごせ散策きっぷ」に変更されました。
 2008(平成20)年6月14日のダイヤ改正で越生線がワンマン運転となり、ヘッドマークを装着できる 10030型が入線できなくなった関係で、ヘッドマークの掲出は2008年3月8日の運転を最後に見納めとなりました。

 2017(平成29)年3月5日には、埼玉県内の鉄道の活性化を目的とした埼玉県の「地域鉄道元気アップ協働事業」の一環として、池袋始発越生ゆきの直通臨時列車「越生観梅号」がリバイバルカラーの 81107号編成を使用して復活しました。池袋〜坂戸間はノンストップ運転(川越・川越市は運転停車)、坂戸〜越生間は自由に乗車できる定期普通列車として運転され、池袋からの乗車には「おごせ散策きっぷ」と「着席整理券」等のセット券( 160セット限定)が必要でした。また、「越生観梅号」のヘッドマークを掲出した 81107号編成は、3月5日(日)〜3月20日(月・祝)まで運転されました。
運転日および編成 運 転 日 車 両 ヘッドマークを付けた列車
1996年  3月9・10日 81107F・81118F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
1997年  3月8・9・15・16・20日 11444F・11453F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
1998年  3月1・7・8・14・15日 11452F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
1999年  2月28日・3月6・7・13・14日 11455F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
2000年  2月27日・3月4・5・11・12日 11455F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
2001年  2月25日・3月3・4・10・11日 11455F・11460F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
2002年  2月24日・3月2・3・9・10日 11452F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
2003年  3月2・9日 11456F  臨時列車として運転(池袋⇒越生)
2004年  3月13日 11439F  坂戸7時31分発〜坂戸15時31分着の定期普通列車
2005年  3月12日 11439F  坂戸7時31分発〜坂戸15時31分着の定期普通列車
2006年  3月11日 11456F  坂戸7時31分発〜坂戸15時31分着の定期普通列車
2007年  3月10日  10030型が越生線に入っていなかったためHM掲出中止
2008年  3月8日 11445F  坂戸7時55分発〜坂戸16時31分着の定期普通列車
2017年  3月5日 81107F  臨時列車として運転(池袋⇒坂戸)
 3月5日〜3月20日 81107F  普通列車として運転(坂戸⇔越生 ・ 小川町⇔寄居)
停車駅および運転時刻 駅 名 臨時「越生観梅号」
1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2017年
池     袋 9:48 発 9:18 発 9:18 発 9:33 発 9:33 発 9:33 発 9:33 発 9:33 発 9:15 発
朝  霞  台 9:52 発 9:52 発 9:52 発 9:52 発
川     越 10:07 発 10:07 発 10:07 発 10:07 発
坂     戸 9:58 着
(10:12 発)
越     生 10:58 着 10:28 着 10:28 着 10:40 着 10:40 着 10:40 着 10:40 着 10:40 着 (10:30 着)
ヘッドマークのバリエーション
 1996〜2003年のヘッドマーク  2004〜2006年の上り方のヘッドマーク  2004〜2006年の下り方のヘッドマーク
 2008年のヘッドマーク  2017年の上り方のヘッドマーク  2017年の下り方のヘッドマーク
 1997〜2003年までは、「越生観梅号」のヘッドマークの上部に「越生直通電車」と併記されていました。車両前面の幌枠に金具を固定してヘッドマークを装着していた関係で、下り方の車両前面に設置されていた幌を撤去する必要がありましたが、2001年から車両前面の幌枠を変更した 10030型に限り装着できるようにヘッドマークが改良されました。

 2004(平成16)年から越生線の定期普通列車に掲出して運転されるようになったため、ヘッドマーク上部の「直通」の文字が「梅まつり記念」に変更されました。「梅まつり記念」の部分は上り方と下り方で色に違いがありましたが、2008(平成20)年には梅の花に「おごせ散策きっぷ」のPRが入ったデザインに変更されました。

 2017(平成29)年に復活した「越生観梅号」のヘッドマークは、8000型の貫通扉に設置されたサボ受けに装着するタイプとなり、越生町の町制施行 120周年を記念して誕生したマスコットキャラクター「うめりん」と臨時列車の運転日を入れたデザインとなりました。「うめりん」のイラストは、越生町の公式ホームページ内にある「うめりん公式デザイン一覧」のB-17(梅林)が使用されており、上り方と下り方でバックの色に違いが見られました。
 ヘッドマークには「東武東上線」と併記されていますが、東上本線と越生線を総称して東武東上線と呼ばれています。
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