更新 : 2017/08/19
公開 : 2011/08/15
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▲ 2000年度に製造された30000型の車内
 1996〜2003(平成8〜平成15)年にかけて、地下鉄半蔵門線・東急田園都市線直通用の車両として、アルナ工機・東急車輌・富士重工の3社で製造されました。新造時は10両固定編成が入線できる車庫や工場が伊勢崎線に無かったことから、6両固定15編成・4両固定15編成を製造して、6両+4両による10両編成が15編成( 150両)が揃うかたちとなりました。
 車体関係については、前面の前照灯が東武初のHID式になったほか、種別・行先表示器がLED化されました。運転台側の窓の上部に運行番号表示器が設置された関係で、行先表示器の位置が貫通扉の上部に変更されています。側面は 10030型に準じていますが、扉間の側窓が2連窓になったほか、扉の高さが 1,800mmから 1,850mmに変更されており、扉の上部に雨樋が追加されました。また、種別・行先表示器が横に拡大されたほか、車外スピーカーがクーラーカバーに内蔵された仕様となり、妻面には転落防止幌が設置されています。
 機器関係では東武初となったものが多く、運転台のT字型ワンハンドルマスコン化をはじめ、高出力( 190Kw)の 主電動機(TM-95)を搭載、シングルアームパンタの本採用(PT-7112-A)、台車はモノリンク台車であるSS-138・SS-038となっています。また、クーラーは集約分散ながら1基あたりの容量を従来の12,000kcal/hから16,000kcal/hへ増加した東芝製のRPU-6011を1両あたり3基搭載しています。
 客室内は、化粧板が従来のホワイト系からウォームグレーにペールブルーをアクセントとしたものとなり、座席が青色に赤のエコーラインが入ったものとなりました。扉の上にはLED式案内表示装置が千鳥配置に取り付けられたほか、貫通引戸にドアクルーザを設置、側引戸窓は複層ガラスが採用されています。また、車内プレートは、「モハ」、「クハ」等の記号表記が省略されています。
30000型
地上線専用車に改造された31613号編成
撮影日 : 1981(昭和56)年
撮影地 : 東武伊勢崎線
撮影者 : 姫乃太郎 様
1996〜1999年度車(31601〜31606編成/6両固定・31401〜31406編成/4両固定)
 車体関係では、 31602・ 31403編成からM車の主電動機冷却風導口が大型のものに変更されました。
客室関係では、 31403編成がバケットシート試験車となり、以降に製造された編成から本格採用されています。また、31406編成は30000型で唯一の富士重工製となっています。
2000年度車(31607・31608編成/6両固定・31407編成/4両固定)
 車体関係では、妻面の転落防止幌がU字型から平らな形状となり、誘導無線アンテナが設置される部分には、高さが短い形状のものが設置されました。
客室内では、座席袖仕切板を水色で大型のものに変更されたほか、着席区分用にスタンションポールを設置し、2連の側窓の片側が固定窓となりました。また、バリアフリー対策として、吊り革は25mm、荷棚は47mm(優先席部分は吊り革50mm、荷棚は 100mm)と低くなりました。
2001年度車(31609・31610/6両固定・31408〜31410編成/4両固定)
 アルナ工機製については、電動空気圧縮機を従来のレシプロ式(HS-20- 4)から低騒音のスクリュー式圧縮機を箱内に納めた形状となりました。また、東武初の純電気ブレーキを採用し、のちに従来編成にも設置されています。
2002年度車(31611〜31615編成/6両固定・31411〜31415編成/4両固定)
 東急田園都市線で急行灯の使用が中止されたため、正面上部の急行灯が省略されています。また、新造時より誘導無線アンテナが設置されたほか、表示器指令器・室内案内表示のROMを地下鉄半蔵門線・東急田園都市線対応するなどの装備がなされており、のちに従来編成にも追加されました。客室内関係では、化粧板の模様が変更されています。
製造後の変更点
 2005(平成17)年から、 30000型の相互直通運転用の機器を撤去して 50050型で活用することになりました。機器が撤去された編成は地上線専用車となり、 10000型・ 10030型との併結運転も行われていました。
 2011(平成23)年から、東上本線のATC化による車両工事の効率化を図るため、地上線専用車に改造された編成を更に10両固定化に改造して、東上線の森林公園検修区に転属されました。
30000型・編成表 [2017(平成29)年4月1日現在]
30000型
[半蔵門線対応車]
20両
← 中央林間
クハ31400 モハ32400 モハ33400 クハ34400
[31406F] 31406 32406 33406 34406
[31409F] 31409 32409 33409 34409
クハ31600 モハ32600 モハ33600 サハ34600 モハ35600 クハ36600
[31606F] 31606 32606 33606 34606 35606 36606
[31609F] 31609 32609 33609 34609 35609 36609
30000型  130両
← 池袋
クハ31600 モハ32600 モハ33600 サハ34600 モハ35600 サハ36600 サハ31400 モハ32400 モハ33400 クハ34400
[31601+31401F] 31601 32601 33601 34601 35601 36601 31401 32401 33401 34401
[31602+31402F] 31602 32602 33602 34602 35602 36602 31402 32402 33402 34402
[31603+31403F] 31603 32603 33603 34603 35603 36603 31403 32403 33403 34403
[31604+31404F] 31604 32604 33604 34604 35604 36604 31404 32404 33404 34404
[31605+31405F] 31605 32605 33605 34605 35605 36605 31405 32405 33405 34405
[31607+31407F] 31607 32607 33607 34607 35607 36607 31407 32407 33407 34407
[31608+31408F] 31608 32608 33608 34608 35608 36608 31408 32408 33408 34408
[31610+31410F] 31610 32610 33610 34610 35610 36610 31410 32410 33410 34410
[31611+31411F] 31611 32611 33611 34611 35611 36611 31411 32411 33411 34411
[31612+31412F] 31612 32612 33612 34612 35612 36612 31412 32412 33412 34412
[31613+31413F] 31613 32613 33613 34613 35613 36613 31413 32413 33413 34413
[31614+31414F] 31614 32614 33614 34614 35614 36614 31414 32414 33414 34414
[31615+31415F] 31615 32615 33615 34615 35615 36615 31415 32415 33415 34415
主な運用区間
東急田園都市線 : 中央林間〜渋谷間
地下鉄半蔵門線 : 渋谷〜押上間
伊勢崎 線 : 押上〜久喜間
日 光 線 : 東武動物公園〜南栗橋間
東上 本線 : 池袋〜小川町間
 現在、31606編成+31406編成と31609編成+31409編成が地下鉄半蔵門線・東急田園都市線との直通運転に対応できる編成として南栗橋車両管区・南栗橋本区に在籍しています。それ以外の編成は、地上線専用及びATC対応に改造されて、東上線の森林公園検修区に在籍しています。
 地下鉄半蔵門線・東急田園都市線の直通運用については、中央林間〜南栗橋・久喜間の運用が中心となっており、東上線の運用については、池袋〜小川町間で運転されています。
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