更新 : 2017/08/07
公開 : 2006/11/22
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▲ 登場時の100系の車内
 1990(平成2)年6月1日から営業運転を開始した「SPACIA(スペーシア)」の愛称でも知られている日光線系統の特急用車両で、30年にわたり活躍してきたデラックス・ロマンスカー1700・1720系の後継ぎとして登場しました。車体は、スマートな流線形の前面スタイルで、ホワイトを基調にパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジのラインを配した明るいデザインとなっています。ドアには外開式のプラグドアが採用されているため、スッキリとした外観が印象的です。1991年10月には通産省選定「グッドデザイン賞」、1992年には鉄道友の会から「ブルーリボン賞」を受賞するなど各方面からも高い評価を得ています。
 1991(平成3)年9月1日からすべての特急運用を 100系に置き換え、1992(平成4)年9月21日のダイヤ改正から関東の民鉄初の120km/h運転を開始。2006(平成18)年3月18日のダイヤ改正からJR線との相互直通運転が開始されています。
 車内の壁と天井はベージュ系を基調とし、座席・カーテン・じゅうたんの色はブルー系で統一させるなど、ホテルのような豪華な雰囲気となっています。シートピッチも拡大されて、フリーストップの回転式リクライニングシートが採用されています。当初は、ヘッドレスト左右にスピーカーが埋め込まれ、ヘッドホンなしでオーディオサービスも楽しむことができました。6号車は私鉄初のコンパートメント(個室)専用車両となっており、4人用個室が6室設けられています。豪華な大形ソファーに天然大理石のテーブルなど、優雅な雰囲気のプライベート空間となっています。3号車の半室はビュッフェやサービスカウンターのほか、飲み物の自動販売機も備えています。
100系
スマートな流線形スタイルの100系
撮影日 : 2007(平成19)年2月26日
撮影地 : 東武日光線
撮影者 : 東武電車フォーラム
100系(101〜109編成/6両固定)
 車体構造は東武初のオールアルミ合金製で、気密性・遮音性・軽量化・低重心化が図られています。床の厚さを130mmにするとともに、客室をじゅうたん張りとして静かな乗り心地も配慮されています。日光・鬼怒川地区の急勾配・急曲線に対応させるため、オールM方式による6両固定とし、国内の特急車初のVVVFインバータ制御が採用されています。台車は、SU支持付きのボルスタレス台車TRS-90M(SS-115)で、車輪は曲線通過時のキシリ音を減少させた防音車輪となっています。常用ブレーキ装置は、回生機能を併用する電気指令式空気ブレーキで、連続する下り急勾配にも対処するため、抑速ブレーキ機能も装備されています。
製造後の変更点
 1991(平成3)年度に製造された 105編成から、乗務員室の側扉が通勤型車両と同一のバランサー式落とし窓に変更されたほか、固定されていた運転台脇の窓が開閉可能になりました。また、ヨーイング(高速運転時の横方向への振動)防止のため、車体と台車との間にヨーダンパが追加されています。
 2001(平成13)年には、すべての座席と個室に装備されていたオーディオ装置の利用が廃止されました。
 2006(平成18)年3月18日から開始されたJR線との相互直通運転に備えて、106・107・108編成がJR線対応用に改造されました。JR線の列車無線や保安装置に関する機器が新設されたほか、客室の座席番号表示もJR方式のものが追加されています。
100系・編成表 [2017(平成29)年4月1日現在]
100系  54両
← 浅草
日光東照宮400年式年大祭を記念して塗色変更
モハ100-1 モハ100-2 モハ100-3 モハ100-4 モハ100-5 モハ100-6
[103F] 103-1 103-2 103-3 103-4 103-5 103-6
[106F] 106-1 106-2 106-3 106-4 106-5 106-6  JR線対応車
モハ100-1 モハ100-2 モハ100-3 モハ100-4 モハ100-5 モハ100-6
[102F] 102-1 102-2 102-3 102-4 102-5 102-6
[105F] 105-1 105-2 105-3 105-4 105-5 105-6
[107F] 107-1 107-2 107-3 107-4 107-5 107-6  JR線対応車
モハ100-1 モハ100-2 モハ100-3 モハ100-4 モハ100-5 モハ100-6
[101F] 101-1 101-2 101-3 101-4 101-5 101-6
[108F] 108-1 108-2 108-3 108-4 108-5 108-6  JR線対応車
[109F] 109-1 109-2 109-3 109-4 109-5 109-6
モハ100-1 モハ100-2 モハ100-3 モハ100-4 モハ100-5 モハ100-6
[104F] 104-1 104-2 104-3 104-4 104-5 104-6
主な運用区間
東武伊勢崎線 : 浅草〜東武動物公園間
東武日光線 : 東武動物公園〜東武日光間
東武鬼怒川線 : 下今市〜新藤原間
JR宇都宮線 : 新宿〜栗橋間
列 車 名 運 転 区 間
 けごん  浅草〜春日部・新栃木・東武日光
 きぬ  浅草〜鬼怒川温泉・鬼怒川公園・新藤原
 スペーシアきぬがわ  JR新宿〜鬼怒川温泉
 スペーシア日光  JR新宿〜東武日光
 現在は、6両固定9編成が東武伊勢崎線の南栗橋車両管区・春日部支所に在籍しています。そのうち、 106・ 107・ 108編成がJR線の直通運転に対応できるようになっています。
 運用区間は、浅草〜春日部・新栃木・東武日光間の特急「けごん」号、浅草〜鬼怒川温泉・鬼怒川公園・新藤原間の特急「きぬ」号、JR新宿〜鬼怒川温泉間の特急「スペーシアきぬがわ」号に使用されています。また、東武線対応のJR 485系が検査中のときには、臨時特急「スペーシア日光」号として、JR新宿〜東武日光間で代走を務めていたこともありました。
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